たとえば。
時代を経てきた素敵な布や、手芸屋さんの隅で忘れられていたかわいい布、ご縁があって転がり込んできたおもしろい布は、いくつかのバッグに変身します。バッグに変身した後、こまか〜くなってしまった布は、今度はくるみボタンに変身します。このくるみボタンはさらに、ピアスになったり、髪を飾るゴムやヘアピンになったり、ピンバッチになったり、はたまたベルトのポイントにも。もちろんお洋服につけてもいい感じ。大活躍なのです。



一枚の布を切り刻んでしまうのは、実はとても勇気のいることで、できるだけ無駄にしないよう、ハサミを入れる時はいつも緊張してしまいます。布のままでいた方が幸せかな…て思うことも。
でも。

布という平面に“デザインという魔法”をかけて立体にする。その立体は誰かをニコニコ顔にしたり、ウキウキした気分にすることができる。もちろん布のままでもそれは可能なことだけど、分割して立体にすれば、よりたくさんの人に楽しい気分を届けられる。

“デザインという魔法”を使うこと。
それはとっても素敵な作業。
バーチャルな世界のものであれ、現実の世界のものであれ、どんなものにでもこの魔法は有効で、かけた方もかけられた方もちょっと素敵な気分になれる。

魔法はいつかは解けて、葬られる時が訪れるのだけど、できるだけ長く続くよう、そしてできることなら再生できるような、そんな魔法をかけ続けよう。これからも。



続けていきたいこと
  デザイン・オブ・オールでは、2004年から売り上げの1%をプールしています。
貯まったお金は、理不尽に傷つけられた子供たちのために遣います。
特にメディアで一時騒がれたものの今ではほとんど忘れ去られているような、そんな事件や事故で傷ついた子供たちのために。

1%なんてほんのわずかな、小さな小さな数字です。
毎月、売り上げから分けるたび「こんなちょっとでごめんなさい」って思います。でも、こんな微細な事業体でも無理なくずっと続けられる数字でもあると思うのです…。

お金の1%プールのほかにできること。
自分の中にある思いやりの1%でいいから誰かや何かのために注ぐこと。
そのことをいつも忘れないでいること。

“思いやりのひとしずく 誰かや何かのために…”